あなたっていつも荘

箸にも棒にもかからぬ生きた証と観劇記録を記してます

10月に観たもの。

きたくまが10月にみた映像何でもあり。心に残った順。普通にネタバレします。
アニメ観てないな〜11月はウマ娘履修したい。

ローマの休日』(映画)

オードリーヘプバーンの演技が魅力的だった。これに尽きると思う。ヘプバーンカットが流行るのもわかる。
飽きるような無駄な場面がなかったし、笑いも効果的に散りばめられていて良かった。以下、特に好きな点。

(1)冒頭で安定剤を注射されるシーン
→癇癪を起こした王女が「病気が始まった」と呼ばれていたのが興味深かった。また、注射は今でいうどの薬で、症状はどの病名になるのかが気になる。当時の精神病についての背景を知っていたらもっと面白かっただろうな。ラブロマンスの出会いのきっかけがラリったこと、とは想像の斜め上でよかった。

(2)ジョーがアン女王の記事を出さないと決めるシーン
→新聞でニュースを知っていた時代だ。「記者といえば大目に見てもらえるだろう」といった発言から分かるように、割と力のある存在だったし、彼らは傲慢とも言えるだろう。言いがかりのような写真に適当な見出しと本文をつけようともする。そんな新聞記者ポジションのジョーが「自分には関われない」とアン女王をゴシップネタにすることを辞める。この人間味を取り戻した瞬間が面白かった。しかしこう個人に肩入れしてしまって、彼は仕事を続けられるのだろうか。

(3)アン女王とジョーのワクワク感を共有しながら擬似的ローマ観光ができるところ。オタクなので尊い…ってニコニコで観てた。


ラブロマンス」としては楽しんでいないが面白かった。

アン女王の成長と自立を描いた作品というレビューをたくさん見かけた。なんだか前向きな捉え方で違和感があった。私的には、ローマ周遊に彼女が成長する要素はさほどなかったように感じる。

ジョーとの冒険が、言われるがままに飾り立てられ自由のなかった彼女の人生で輝く大切な思い出になって、戻っても何とか生きていける程度の生きがいになったから、戻った。責務から逃げるのを諦めたのだと思う。

責務も王室教育の結果内面化したものであるだろうし、それを自分のものとして取り戻すようなシーンもなかった。彼女は今後も仕事が嫌だと思う。

ジョーとアン女王のラストは、王女として何とかやっていこうという彼女の決意を感じさせるし、仕事も全うしていくんだと思う。だけど王女のため選択肢を奪われている彼女の決断を自立と呼ぶのは残酷な気がする。

そして書いてるうちに自立ってなんだと思い始めた。人によってはこれも自立かも知れない。自立とか大人って定義づけが難しい。


『狂気!ンゴ灰那山脈』(動画)


www.youtube.com

ナポリも良かったけど、こっちも素晴らしかった。泣いた。
RPの天才しかいなかった。myzmが何でも口にしようとする一時的狂気に陥った時、草とか笑っちゃったんだけど、演技と拾い方がうますぎて鳥肌もんだった。それに対してンゴちゃんが山に魅入られているような返しで説得するところも憑依がすごい…となった。セッションを通してンゴちゃんの魅力を知ることができて良かった。

エピローグで迫井が七星に連絡を取るところ、一瞬で考えたとは思えない神展開で泣いた。

シナリオの、「山を前にして人間はちっぽけな存在」的なくだり、原作のオマージュなんだけど、山が本当に好きな人が常日頃感じている感動が反映されている一文な気がして、魅力的すぎるんだよな…

ンゴ灰那のセッションもっと見たいけど自分でやってからじゃないとな〜でも複数人のシナリオやる相手いね〜〜と悲しみに暮れている。

『ライムライト』(映画)

・咳をふっかけられてうがいしてる場面が、「コロナ前からしっかりしてる…!」と謎の感動。
・名言ばっかりだった。「人生は願望だ。意味なんてない」と「瞬間を生きろ」にグッときた。
・バレエのシーンをラストで再現するのが見事だった。
ちょっと背景知識が足りずに楽しみきれなかった感がある。

イカゲーム』(ドラマ)

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決して安っぽいデスゲームではなく、登場人物に多様性があり、それぞれの背景を掘り下げることで社会に問題提起をする作品で、「さすが韓国…」と唸った。

シャレード』(映画)

・ヘンリーマンシーニの曲が本当に好き。
・切手コレクターの「数分前は私のだった。それで十分だ」が一番刺さった。
・OPのアニメーションを作ったのがすごいと思った。
・ボール渡しのシーンが気持ち悪くて見ていられなかった。